
環境社会検定(eco検定)の合格を目指し勉強を開始しようと思っている方「eco検定に独学で合格するためにおすすめの問題集及び過去問を知りたい。また、合格するための効率的な勉強法を知りたい。」
このような疑問に答えます。
もくじ
- 環境社会検定(eco検定)の概要
- おすすめの問題集及び過去問
- 私が実践した勉強法
- その他
- まとめ
この記事を書いた人
会社でeco検定の取得を命じられ勉強を開始、およそ1ヶ月の勉強で独学合格しました。

環境社会検定(eco検定)の概要
○ 環境社会検定(eco検定)とは
「環境に関する幅広い知識を礎とし環境問題に取組む”人づくり”と、環境と経済を両立させた”持続可能な社会作り”」を目的として、東京商工会議所が主催して実施する公的資格です。
本資格取得のための勉強を通じて、全ての国や政府、民間、市民社会における共通目標として2015年9月に国連で採択され、現在世界中で注目されている「持続可能な開発目標(SDGs)」の17の目標等についても学びを深めることができます。
○ 出題範囲
- 持続可能な社会に向けて
- 地球を知る
- 地球の基礎知識
- いま地球で起きていること
- 環境問題を知る
- 地球温暖化
- エネルギー
- 生物多様性・自然共生社会
- 地球環境問題
- 循環型社会(廃棄物処理、リサイクル制度)
- 地域環境問題
- 化学物質
- 震災関連・放射性物質
- 持続可能な社会に向けたアプローチ
- 各主体の役割・活動
- パブリックセクター(国際機関、政府、自治体など)
- 企業の環境への取組み
- 個人の行動
- NPO、主体を超えた連携
○ 出題形式・合格基準
・マークシートによる選択問題(正誤問題、語群選択問題、四肢択一問題の組み合わせ)
・制限時間2時間
・100点満点中70点以上正答で合格
○ 合格率
約70%
○ 受験料
5,500円
○ 受験資格
学歴、年齢、性別、国籍による制限なし
おすすめの問題集及び過去問
本試験に独学するために必要なテキスト及び問題集(過去問)は下記の2冊のみです。(それ以外のテキスト、問題集等は必要ありません。)
【おすすめのポイント】
本試験の出題範囲は、「公式テキストの知識と、それを理解した上での応用力を問います。出題範囲は、基本的にテキストに準じます」と記載されており、上記公式テキストと公式過去・模擬問題集をやっておけば合格点を取得することができます。
私は上記の2冊の勉強のみで、97点/100点で合格できました。
公式テキストは、試験の出題範囲である、
- 持続可能な社会に向けて
- 地球を知る
- 地球の基礎知識
- いま地球で起きていること
- 環境問題を知る
- 地球温暖化
- エネルギー
- 生物多様性・自然共生社会
- 地球環境問題
- 循環型社会(廃棄物処理、リサイクル制度)
- 地域環境問題
- 化学物質
- 震災関連・放射性物質
- 持続可能な社会に向けたアプローチ
- 各主体の役割・活動
- パブリックセクター(国際機関、政府、自治体など)
- 企業の環境への取組み
- 個人の行動
- NPO、主体を超えた連携
の順番でまとめられており、全体像を掴むのに役立ちます。
また、公式過去・模擬問題集は、前年度の過去問(2回分)と前々年度の過去問(1回分)及び模擬問題(2回分)の計5回分の過去問、模擬問題が掲載されており、合格のための対策本として十分です。
私が実践した勉強法
これらのテキスト、問題集を使用して、私が実際に実施した勉強法を紹介します。
○ 結論
公式テキストを1度通読し、公式過去・模擬問題集を3回繰り返せば(反復訓練)本試験に合格できます。
細部について、以下解説します。
○ 公式テキストの通読
まず最初に取り組むべきことは、試験範囲の全体像を掴むために公式テキストを1度通読することです。
通読する上で注意する点は、通読は本文のみに止め、通読に時間をかけ過ぎないようにするということです。
というのも、本テキストは、本文、図表、脚注(用語の解説)、コラム、資料で構成されており、索引を除いても全263ページの膨大な情報量を有する書籍となっており、全てを通読しては効率が悪いからです。
試験勉強においては、本文のみの通読によりあくまで全体像の把握にとどめ、細部は試験合格後に読むようにしましょう。
○ 公式過去・模擬問題集を3度反復
公式テキストを通読し、試験範囲の全体像を掴んだら、次は公式過去・模擬問題集を3度反復します。
この際、解説を熟読することはもちろんのこと、不明な用語等については公式テキストの該当箇所に戻ってその都度確認するようにしましょう。
なお、本試験においては、過去問及び模擬問題と同じ問題は1問も出題されませんでした。全ての問題が選択肢を含め形を変えて出題されます。
そのため、本試験において1問目から10問目くらいまでは、過去問もしくは模擬試験と全く違う問題なのでかなり焦りましたが、問題と答えの形は違えど、公式過去・模擬問題集の全ての問題を3度反復し、全体像を理解していれば少し考えることにより自然と解けますので、使用する問題集は本書のみで十分です。
その他
試験に合格すると、合格証と一緒に下記のペーパーが同封されてきます。

合格者は東京商工会議所より「エコピープル」に認定され、メールマガジンの受信や専用サイトにおいて活動の発信等をすることができるほか、エコーピープルマークを使用することができます。
まとめ
以上、環境社会検定(eco検定)の合格を目指し勉強を開始しようと思っている方を対象に、eco検定に独学で合格するためにおすすめのテキスト及び問題集について紹介するとともに、効率的な勉強法等を紹介しました。
本試験は、合格率が約70%と比較的高いものの、ある程度時間をかけて勉強をしないと合格することは困難です。
上記テキストと問題集を活用して効率的に勉強することをおすすめします。